<大相撲>高砂親方の侠気の話 - 大相撲 復活!!ブログ場所

<大相撲>高砂親方の侠気の話

今日は、読者さまからの高砂親方の素敵なお話しを
お聞きしたのでぜひ、お読みください。



朝青龍と高砂親方。管理能力を云々されバッシングされる
高砂親方の侠気の話。

増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト  1月16日
http://blog.livedoor.jp/masuda_toshinari/?p=2


朝青龍の行状がどうのこうの言われて久しい。

その際にいつも出てくるのが高砂親方の管理能力である。

4代目朝潮太郎。

自身は大関止まり、対して弟子の朝青龍は横綱まで
登りつめた。

朝青龍が問題を起こすと何もできずにおろおろしていると
いうようなイメージをマスコミが植え付け、

何やらビシッとしていない男だと思われているようなので、
擁護するために、ここで一つエピソードを紹介したい。


昨日書いたブログの元北大応援団長Zの話だ。

私はその話を、まさにその日に聞いたのだ。

酔いつぶれた後輩のRを極寒の雪の上に捨てて
酒を飲んだ日だ。

Zは言った。

「増田、朝潮はいい男だぞ」

「おまえ会ったことあるのか」

「夏だ。七帝で名古屋行ったろ。あのとき会ったんだ」

Zは話し続けた。

私たちが4年目の夏、七帝戦は名古屋で行われた。

七帝は各大学持ち回りで開催される。

もともとは高専柔道のOBが学制改革で高専大会が
なくなったのを惜しみ、
かつて高専柔道を主催していた旧帝大が自分たちで
ルールを踏襲して試合をしようと
始めたのが柔道の七帝戦だ。

何年かするうちに、他の運動部もそれを真似て七大学の
対抗戦を始めた。

それをまとめたのが、現在の七大学の総合体育大会と
なっている七帝戦である。

その名古屋での七帝戦。

応援団長として名古屋入りしていたZは、夜、団員を
引きつれ名古屋の飲み屋街を廻っていた。

先頭に立って街を歩いていると、前から相撲取りの大集団が
何十人も連れだってやってくる。

ちょうど名古屋場所の時期だ。

見ると、先頭にいるのは引退して山響親方を襲名したばかり
の朝潮太郎だった。

Zはどうしようかと迷いながらもまっすぐ歩き続けた。

当然、両集団は道の真ん中で衝突する。

1メートルほどを空けて、Zと朝潮が止まった。

ともに後ろに後輩や弟子を引きつれている。

引くに引けない場面だ。

朝潮が、道を空けないZをぎろりとにらみ付ける。

朝潮は190kg近い大男だ。

対するZは小柄な方で、見上げるようなかたちだ。

Zは内心怖かった。

相手は相撲取り数十人、対する北大応援団は8人しか
いないのだ。

しかしそれを表情に出すわけにもいかない。

「山響さんだね」

「ああ」

朝潮は胡散臭そうにZを見ている。

「長い間、現役生活お疲れだった」

「ああ」

「俺は北海道大学応援団の団長Zだ。見てのとおり、
いま後輩連中を連れている。ここは道を空けられない。
おたくに引いてもらいたい」

それを聞いた朝潮はZの目をじっと見ていたが、
しばらく考えた後、深々と頭を下げた。

「わかりました」

そして後ろを振り向き、部屋の若い衆にこう大声で言った。

「おい! おまえら道を空けろ。北大応援団長のZさん
が通る。道を空けろ!」

相撲取りたちはその言葉でみんな道の端に寄って、Zたちを
まっすぐに通したという。

年齢は10歳ほど上、体重は3倍近く、社会的地位もある
朝潮が、学生のZを立てたのだ。

侠気と書いて「おとこぎ」と読む。

4代目朝潮太郎、高砂親方はそういう男だ。



増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト(公式ブログ)
作家・増田俊也公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/masuda_toshinari/


改行あり。



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この記事へのコメント
はじめまして。そうですね。
朝潮さんじゃなかつたら、あそこまでの大横綱にならなかったんじゃないかって・・・

とにかく、朝青龍の引退。残念です。
Posted by 管理人 at 2010年02月06日 00:57

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